探して楽しむスペシャルキッズのマーケット

2020/04/02

3月より小田急電鉄ONEクーポンと連携し、チャーミングケアモールポイント活用が開始しました。
5000円以上の商品が対象商品となります。

特集記事として、商品についてやそれぞれのショップのストーリーをご紹介します。

第1回目はスペシャルキッズ(病気や障害のあるお子さん)のための大きめサイズロンパースを製造販売されている、メデルミーさんのインタビューをご紹介します。

 



介護の大変さは当たり前のことではない

2020年4月で5歳になる息子は、先天性の難治てんかんです。生後2ヵ月で頭の大手術を余儀なくされ、その後遺症で右半身麻痺になりました。

 

息子の場合、多いときだと一日に数十回も発作があり、それが食事のすぐ後だと嘔吐してしまうので、そのたびに着替えをしなければいけませんでした。でも、一般的なロンパースは、頭からスッポリかぶるタイプなので、寝たきり状態の息子の着替えは本当に大変でした。筋緊張がある腕を袖に通したり、背中を持ち上げたり、そんな一連の作業がとてつもなく負担になります。

 

気が付けば、「汚れたら着替える」という当たり前の行為がとてもストレスになっていました。「あ…また着替えか…」というふうに。

 

そのとき感じたストレスや違和感がきっかけで、medel meのロンパースが生まれました。

medel meのロンパースを使うようになってからは、「気持ち悪いから変えようね」と穏やかに言えるようになりました。また、お風呂のときの着脱など毎日発生する小さなストレスからも解放されました。

 

実際、商品を使ってくださっている方からも、「点滴しているときは、着替えのたびに看護師さんを呼ばなければいけないのがとてもストレスだった。このロンパースなら自分ひとりでラクに着替えさせられるのでうれしい」というような感想をいただいています。

 

 

一人の力ではできなかった しかし、想いがうまく伝わらないことも

昔からおしゃれすることや可愛いものが好きではあったものの、縫製に関する知識はまったくない状態で製品の企画にはいりました。それを無謀だという人もいるかもしれませんが、自分が欲しいと思ったものだったので何としてでも形にしたかったのです。

 

SNSで呼びかけをしたところ、ありがたいことにパターンに起こしてくれる方がすぐ見つかりました。私の欲張りな注文もひとつひとつ丁寧にキャッチして取り入れてくださるとても素敵な方です。

 

その後、ある程度の形ができたところで、実際に製品にするために縫製工場へ連絡をしました。といっても、もちろんツテがあるわけではないので、自分で工場を探して片っ端から連絡しました。全部で20社ちかくにメールを送ったでしょうか…。そのメールに反応してくれたのが、今お手伝いしてくださっている縫製工場です。

 

それでも、最初電話で話したときは、「ロンパースはむずかしいよ」とか「ロット数も少ないんでしょう」と前向きではなくて…私の想いが伝わっていないと感じました。だから、翌日、工場に直接行きました。どういう事情でこのロンパースを作りたいと思っているのか、どんなことで日常生活にストレスが発生しているのか、とにかく熱く語ってきました。すると、社長さんがもともと福祉関係に興味がある方で、「それは大変やね。じゃあ作ってみようか」と、ようやく想いが届いて協力していただけることになりました。

 

その後もイメージをすり合わせたり、製品になるまで想像以上に時間がかかったり、予定通りにいかないこともありましたが、2019年9月にようやく最初の製品を販売することができました。