知的障害があるお子さんは、普段の生活場面においてサポートが必要なことがありますよね。しかし「ちょっとだけ」工夫をすれば、自分でできることもたくさんあります。
家族がいつもしているサポートを、「ちょっとだけ」お手伝いするのがチャーミングケアモールが取組む知的障害があるお子さんのケアです。
「これならひとりでできるんだ」というお子さんの自信。「こんなひと工夫がほしかった」というご家族の心のゆとり。
チャーミングケアモールでは、お子さんとご家族をそっとサポートする「やさしい商品」をご紹介しています。
知的障害とは「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの」と定義されています。
知的障害児とは、18歳未満の知的障害がある方です。
厚生労働省が平成12年に行った「知的障害児(者)基礎調査」では、知的障害がある方の総数は45.9万人、そのうち18歳未満の知的障害児は10.3万人、18歳以上の知的障害者は34.2万人、年齢不詳の方が1.4万人と発表されています。
知的障害のある方の主な特徴としては、
・複雑な話や抽象的な概念は理解が難しい
・人に分からないことをたずねたり、自分の意見を言うことが苦手
・文字の読み書きや計算が苦手
・ひとつの行動に執着したり、同じ質問を繰り返す
知的障害は、障害程度によってその特徴は大きく異なります。社会で働いている軽度の方もいますし、日常生活においてさまざまな場面でサポートが必要な方もいます。
知的障害があるお子さんが困ることの多くは、自分の思いを言葉で適切に伝えることができなかったり、相手の言っていることを理解できない、もしくは違ったニュアンスで捉えてしまうことです。
また物の名前は分かるけれど、どのように使えばいいのか分からない、物の裏表が分からない、ということもあります。
「何度も説明したのに、覚えてくれない」と周りから思われることもありますが、覚えることが苦手で「覚えない」のではなく「覚えられない」ということを理解してもらえないことも少なくありません。
そうしたことからストレスを感じてしまい、自信を無くしてしまう子もいます。
サポートしているママや家族も、サポートの度合いが大きければ大きいほど、体力的にも精神的にも負担に感じることがあります。
知的障害がある子は、まわりの状況を察することができる場面もあれば、衝動的に行動を起こしてしまうこともあります。
周囲の方に必要以上に気を使って疲れてしまうことも少なくありません。
家族は日常生活の場面はもちろん将来的にどこまで自立させてあげられるのかと不安に思っている方も多くいます。